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潜入!!
レポート書くのにも飽きてきたし、あややから要望もあったようなのでこの興奮が冷め切らない内に日記にしたためておきたいと思います。
たしかあれは先週の半ば辺りだったでしょうか。あややによるN沢さんへの強引なぶっこみにより本日のM邸見学会が開催されることになりました。とりあえずあややに感謝!見学会のメールがまわってきた時に「絶対行きます!」と即答してから相当楽しみにしていましたから。


昼過ぎに最寄り駅で待ち合わせ。全員でホワイトソックス&グローブと住人へのお土産を購入、準備万端で意気揚々と乗り込む。13時過ぎ現場到着。

まずその佇まいにやられる。
「白っ!」「小っさ!」思わず口からこぼれ落ちた言葉です。
建築というモノは2次元の紙媒体に落とし込まれる事でどれだけの情報を失っているのだろうか。この瞬間そんな疑問が頭をよぎる。多くの建築作品の場合、写真や図面をそれなりに見ておけば、頭の中で実物とのギャップを修正することはそれなりにできると思う。しかしそうできない作品も数多く存在する。このM邸もそのような作品に分類できると思う。
現在日本で建築を学んでいる学生に大きな影響を与えたであろう(いい意味で)問題作。その特殊な配置から生まれる奇妙な距離感と狭さ、その心地よさは現場に行かないと理解しがたいのかもしれない。

まるで生活の全てを世にさらけ出せと言わんばかりに開け放たれた大きな開口の数々。まだオーダーしたカーテンが届いていないらしく中が丸見えの部屋も多々あった。しかしそのような内部空間の開放から生まれる外部空間の透明性みたいなものがこの小規模な部屋の集積群に豊かさを与える。部屋から部屋へと移動する人々、棟から棟へ移動する人々。普通の賃貸アパートで住人の姿を見かけることはほとんど無いと言って良い。しかしこの建築では敷地の内部を動き回る人々の姿が見えて、消える。見える、消える。楽しすぎですよN沢さん。
見える事と見えない事のバランスが良い、気がした。周囲の既存も含めて対面しないことを前提に位置を決めていった(N沢氏談)という開口位置の規則性は消失しているといってよい。豊かな外部空間を創るというコンセプトのもと創られたこの住宅。所々に配された開口から見える多くの生活はこの庭を彩る道具であり、そのような庭をもつことで中での生活も豊かになる。まさに相乗効果ってやつ。住み始めた住人達によりガーデニングも進行中で、ますます楽しい庭になりそうな予感です。

そして頭が天井に当たってしまうくらいギリギリのスケール。この小ささが空間に不思議な領域感を創り出している。ある程度手が届く範囲に全てのモノが収まっている感覚と言えばいいのだろうか。それぞれの部屋に入ってもすぐに自分の場所を確保できる感じ。敷地内がヒューマンスケールで満ちあふれているんです。棟と棟の間の空間も決して広いとは言えません。でもその狭さが心地良い。

しかも今回の見学会、作品見るだけでも興奮するのに、雑誌の取材などとかぶっていたため日本の建築界を引っ張る建築家の人々がめちゃくちゃ集まってきてて、もっと興奮してしまいました。N沢さんにはじまり、Sさん、Iさん、K兄貴、Cさん、Kさんなどなど。そうそうたるメンバーが10人前後いたのかな。人が人を呼び寄せている状態。これから建築シンポジウムでも開くつもりかってくらいでした。
しばらくちゃんと建築作品を見るという目的で訪れることをしていなかったので、楽しすぎる訪問だった。デジカメのメモリを全て使い切るほど写真取りまくったし。


とりあえず今はこんな感じ。誉めてばかりの長い駄文になったけど、あまりの空間的楽しさを経験した後なので批判などできる状態ではありません。できればこの経験を他の人にもと言いたいのだけれど場所は絶対言えません。M邸がショールームになってしまったら台無しだしね。なにより僕がこの業界で飯を食っていけなくなりますので。
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by shimpei_ymsht | 2006-01-28 23:23 | 建築
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日々の生活の中に無限の広がりを求めて      by real flatness
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