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051219
昼過ぎ、ケータイの着信音で目が覚める。
実家からだった。

仲の良い友人Tの父親さんが亡くなったらしい。
高校時代、通学時にTの家に寄って行く事は僕にとっては日課になっていた。
同じ塾へも通っていたので彼の親父さんにもよく会っていたし、なんどもお世話なった。
地元の大学へ進学した友人は、気がついた時には大学をやめフリーターになっていた。
そして去年あったときにはバイトもやめてニートになっていた。
去年の今頃、大学院への進学が決まっていた僕は、週に一度彼の家で麻雀をするのが楽しみだった。
牌を混ぜながら「お前、コレからどうするんだよぉ。
親に心配かけんなよ。」なんて話をよく笑いながらしていた。
そんな彼は今なにを思っているのだろうと想像してみたところで
たぶん僕にはその思いの半分も理解できないのではないか。

自分の親が亡くなる事。
これは普通に生きていれば避けられない事でいつかは必ず来る瞬間だ。
父方の祖父が亡くなった時、母方の祖母が亡くなった時、
とても悲しかったけれど、僕の両親にとってはもっと違った瞬間だったんだと思う。

初めて参列したお葬式。
それは小学生の頃仲の良かった友人の父親の葬儀だった。
クラスの代表として出席したけれど
その当時の僕は友人に声をかけることができなかった。

知らせの電話を切る前に父に「電話なりメールなりしてやったらどうだ。」と言われた。
でも今回もTに伝える言葉が見つからなかった。
どんな言葉をえらんだところで薄っぺらなものになってしまいそうで怖かった。
あれから10年以上たったけれどそういう所は変わってない。
by shimpei_ymsht | 2005-12-19 23:57 | 雑記
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